税理士試験の独学が「無理ゲー」だと思う5つの理由

税理士試験を少ない費用でなんとか「独学」で取得できないかとお考えの方も多いのではないでしょうか。

しかし残念ながら、それは「無理ゲー」なので止めておいた方がいいと思います。

なぜ独学が無理ゲーなのかを解説してみたいと思います。

まず、念のために次の質問に答えてみて下さい。

Q「そもそも、あなたはどういう動機で税理士試験を受けようと思ったのでしょうか?」

①:早く資格を取って税理士として働きたい

②:趣味で始めたので合格まで何年かかっても構わない

③:なんとなく

答えは全員①のはずです。

この記事は①の方を前提として書いております。

万が一、答えが②③もしくは答えが①で「とてつもない天才」の方は独学でOKだと思います。

独学の定義

そもそも、独学の定義ってなんでしょうか?

僕が思う資格の勉強における独学の定義は

独学の定義
市販されている参考書・問題集を自分で選んで購入し、自分で学習計画を立てて勉強すること

通信講座も独学じゃないの?って思う方もいらっしゃると思います。

Wikipediaでは独学の定義についてこう書いてありました。

学ぶにあたって、先達者の指導を仰ぐことなく独力で目標をたてて習熟しようとする学習方法

通信講座は通信講座業者に在籍する、既に資格取得した先達者が、資格合格に必要な学習内容、学習期間、学習ペースなどを計画化し、教材にして受講生に提供しています。

したがって、通信講座は先達者から指導を仰いでいるものと考えられるので、独学ではありません。

独学が「無理ゲー」な理由

ではなぜ独学が無理ゲーなのでしょうか?

5つの理由を挙げて解説したいと思います。

理由①:税理士試験は相対試験

税理士試験の合格ラインについて、国税庁のホームページでは

「どの科目も、満点の60%取れば合格」と説明しています。

しかし、合格者数が受験者数の約10~15%になるように配点を調整しています。

したがって、実際は「相対試験」となっています。

60%取ったら「ハイっ合格」ならいいんですが、「相対試験」なので当然ですがライバルに勝たないと合格できません

多くのライバル達は「予備校」に通って勉強しています。

予備校は税理士試験のプロフェッショナルです。

予備校には長年の経験と実績があり、合格するために徹底的に研究しつくしたカリキュラムを受講生に提供します。

そんなライバルたちと競って自分が上位10~15%に入れるのか・・・よく考えてみましょう。

理由②:常に不安が付きまとう

資格試験に限らず、何か難しい問題と長期間戦っていくときに一番大事なことは、「その方法が本当に正しいと確信できる」ことです。

独学は山をナビゲーターなしで登ろうとしていることに近いです。

近所にある小さな山なら自力で登ることができるでしょう。

しかし、エベレストとなるとどうでしょうか?登っている途中で必ず不安になってきます「本当にこのルートで頂上まで行けんのかな~?」って。

あなたが不安に駆られている間にも、ライバルたちは優秀なナビゲーターに案内され、着実に頂上に向かっています。

こんな状況でも、あなたはモチベーションを維持し続け、自分を信じて突き進めますか・・・?

理由③:武器が貧弱

先生がいないので、他のライバル達に勝とうとするなら、せめて強力な武器(テキストや問題集)ぐらいは欲しいところです。

しかし、市販されている税理士試験用のテキストの数はかなり少ないです。

理由として考えられることは、簿記検定2級・3級は独学でチャレンジする人も多いので、テキストや問題集も豊富にありますが、税理士試験は独学でチャレンジする人がほとんどいないため、市販されているテキストが少ないのではないかと思います。

理由④:勉強場所の確保が難しい

税理士試験は「電卓」を使用しますが、電卓を使用できる勉強場所が意外に少ないんです。

図書館があるじゃないか!って言われるかもしれませんが、図書館は電卓を使用することができないところが多いんです。

電卓の「カチャカチャ」っていう音がダメみたいです。

僕も図書館でこっそり電卓を使ったことがありますが、何回も注意されたので結局諦めました。

予備校には電卓が使用できる自習室がありますので、ライバル達は周りを気にすることなく計算問題を思う存分やることができます。

したがって独学の場合、テレビ、パソコン、布団などの誘惑が超多い自宅で勉強するしかありません。自宅での勉強はかなり強い精神力が必要となります。

受験生にとって集中できる勉強スペースがないのは致命的です・・・。

理由⑤:仲間がいない

税理士試験は早くても3~5年取得までにかかります

取得までの数年間、たった一人でモチベーションを維持し続けることは、相当難しいと思います。

予備校に通えば、勉強仲間ができますので「あいつも頑張ってるし負けられん」っていう気持ちになります。よって、モチベーションが下がってきたときの復活も比較的早いです。

自転車レースで有名な「ツール・ド・フランス」みたいな感じです。

お互いライバルだけど、順番に先頭を交代しながらゴールをめざしますよね?

長期間戦っていくためには、ライバル同士であっても持ちつ持たれつで、助け合いながらゴールを目指すことは大きなメリットです。

まとめ

・独学とは「市販されている参考書・問題集を自分で選んで購入し、自分で学習計画を立てて勉強すること」

・無理ゲーな理由①:試験は相対競争

・無理ゲーな理由②:ナビなしでエベレスト登頂はキツイ

・無理ゲーな理由③:市販されているテキストが少ない

・無理ゲーな理由④:誘惑が多い自宅での勉強を強いられる

・無理ゲーな理由⑤:仲間がいないのでモチベーション維持が難しい

税理士試験初チャレンジの方からすれば、予備校の授業料はかなり高いと感じるかもしれません。

しかし、これも自分への「投資」です。

個人的にはお金を失うことよりも、資格取得が長期化して、家族と過ごす時間や趣味の時間を失うことの方が、損失が大きいと思っています。

受験勉強はいくらやっても「1円」にもなりません。

資格取得はただの通過点です。さっさと資格を取って、働いて稼ぐことを考えましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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2019年11月2日

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