経理の勉強方法が知りたい!現役税理士が分かりやすく解説します

はじめまして、はらすけです。

僕は限りなくブラックに近い中小企業を退職後、30歳から勉強を始めて約6年で税理士になりました。

33歳の時に、全くの別業種から会計事務所へ転職し、2カ所(東京と地方)の会計事務所で合計10年以上働いた経験があります(今現在も会計事務所に勤めています)。

これまで、あらゆる規模や業種の会社経理の現場を間近で見てきました。

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この記事は経理って何から勉強すればいいの?」という疑問をお持ちの方が読むと参考になります。

そして、経理職・会計事務所で必須となる「経理」の勉強方法をわかりやすく解説しています。

これから経理職・会計事務所に転職・就職してパートや正社員として働きたいという方はぜひ最後までお読みください。

経理は分野ごとに勉強方法が違う

「経理」と一言にいっても必要とされる知識は様々です。

ここでは、経理職・会計事務所で必要とされる「4つ」の分野について重要度が高い順解説します。

1位:簿記の知識(必須)

会社の「会計帳簿」を作成するために必要となります。経理職で働くには最も必要とされる知識です。

2位:パソコンの知識(必須)

経理職は一日中「パソコン」を使用していることが多いです。なので、パソコンの基礎知識は絶対に必要です。また、特に困ったときはネットで情報を検索する必要があります。なので、信憑性が高い情報を早く探し出す能力が求められます。

3位:社会保険の知識(あれば有利)

会社には従業員がいますので、毎月の給料計算の際に社会保険、労働保険の知識が必要となります。また、社員が入退社したときなどに各種届出書を作成する必要があるので、社会保険や労働保険の基礎知識が必要となります。

4位:税金の知識(あれば有利)

会社では法人税、所得税、住民税、固定資産税、消費税、自動車税など日々様々な税金が発生します。経理職はその都度税金の申告書を作成したり、納税の手続きをしたりと税金に関する業務が頻繁に発生します。なので、税金の基礎知識が必要となります。

簿記の勉強方法

経理職で最も必要とされるのが「簿記」の知識です。

この知識を得るには「日商簿記検定」という資格を取るのが一番手っ取り早いです。

日商簿記検定には「初級」「3級」「2級」「1級」があります。

経理職・会計事務所を目指す方ならぜひ「日商簿記検定2級」を取ってください。

なぜ「2級」が必要かというと、その合格率と関係があります。

日商簿記検定の合格率
初級 約58%

3級 約48%

2級 約24%

1級 約9%

初級と3級は短期間で、しかも約半数が合格できる「簡単な試験」です。

それに比べて、2級の合格率は約24%と一気に難易度が跳ね上がりますので、2級に合格しようと思ったらかなり本気で勉強する必要があります。

なので、日商簿記検定2級に合格した人は、勉強に費やした時間が長いことから実践レベルに近い簿記の専門的な知識が身についています。

また、「目標に向かってコツコツ努力できる人」という印象も得られるので、就職での評価もかなり高くなります。

実際に、経理職・会計事務所の求人を見ても「日商簿記検定2級」を条件に挙げているところは非常に多いです。

なので、経理・会計事務所を目指すならぜひ「日商簿記検定2級」を取得してください。

とは言っても「仕事が忙しくて勉強する時間がないよ、、、」という方にはスマホで学習できるスタディング
という教材がオススメです。また、他の教材と比べて格安であることも魅力です。

ちなみに、一日のスマホ利用時間は平均で3時間46分だそうです。

これだけのスマホ時間を勉強に費やせば、日商簿記2級なんてすぐに合格できます!

出典:マイナビニュース

僕が実際にスタディングを無料体験した時の記事があるので参考にしてください。

⇩ ⇩ ⇩ ⇩

【スタディング】簿記講座の評判・口コミ・価格について現役税理士が解説します!

2020年3月12日

パソコンの勉強方法

経理職は会計ソフトの利用を中心とした「パソコン」での仕事が大半を占めています。

そのため、パソコンの基本的な知識は絶対に必要です。

会計事務所の場合、税理士の年齢は60歳以上が50%超を占めていますので基本「IT」には弱い傾向です。なので、それほど高度なパソコンの知識は必要ありませんからご安心ください。

出典:日本税理士会連合会

具体的には「メール」「会計ソフトの操作」「エクセル(基本操作)」「ワード(基本操作)」「ネット検索」などができれば十分です。

とはいえ、全くパソコンに馴染みがないというのは就職も困難になることが予想されます。

そんな方は、1台自分用のパソコンを購入して「壊れてもいい」という感覚で使いまくってください。

その際、パソコンは必ず「エクセル」「ワード」のソフトが入ったものを購入してください。

1か月間パソコンでインターネット検索しているだけでもかなりパソコンの知識が身に付きます。

インターネットで検索することも経理職・会計事務所では重要な能力となりますので、「マイパソコン」でしっかり練習しておきましょう。

社会保険・税金等の勉強方法

社会保険・税金等の知識は、簿記やパソコンほど重要度は高くありませんが、余裕があるならぜひ身に付けておいて欲しい知識です。

会社には法人税、消費税、事業税、事業所税、固定資産税などの各種税金が頻繁に発生します。また、当然ですが「従業員」を雇用しているので社会保険、労働保険、所得税、住民税などの計算が必要となります。

その他、生命保険、損害保険、不動産、金融商品など様々な収入や支出が発生します。

そのため、経理職・会計事務所で働く場合には社会保険関係、税金関係、保険関係、不動産関係、金融商品関係の知識が要求されます。

これだけ聞くと「うわ~、なんだか勉強が大変そう、、、」と思われるかもしれません。

でも、安心してください!

こちらも、パソコンの知識と同様、めちゃくちゃ詳しい知識は必要ありません。あくまでも、広く浅く「概要」がつかめていればOKなレベルです。

これらの知識を身に着けるには、国家資格である「FP技能検定(ファイナンシャルプランナー)」の資格を勉強するといいです。

FP技能検定で学ぶ知識は仕事上だけではなく、生きていく上で必要となる「お金」に関する知識を網羅的に学習できるので勉強して損はない資格です。

ちなみに「2級FP技能検定」の試験範囲は以下の通りです。

経理職・会計事務所でよく使われる項目は赤字にしていますが、かなりの部分が2級FP技能検定の試験でカバーされています。

2級FP技能検定の試験範囲

A ライフプランニングと資金計画
1.ファイナンシャル・プランニングと倫理2.ファイナンシャル・プランニングと関連法規3.ライフプランニングの考え方・手法、4.社会保険、5.公的年金、6.企業年金・個人年金等、7.年金と税金、8.ライフプラン策定上の資金計画、9.中小法人の資金計画、10.ローンとカード、11.ライフプランニングと資金計画の最新の動向

B リスク管理
1.リスクマネジメント、2.保険制度全般、3.生命保険、4.損害保険、5.第三分野の保険、6.リスク管理と保険7.リスク管理の最新の動向

C 金融資産運用
1.マーケット環境の理解、2.預貯金金融類似商品等、3.投資信託、4.債券投資、5.株式投資、6.外貨建商品、7.保険商品、8.金融派生商品、9.ポートフォリオ運用、10.金融商品と税金、11.セーフティネット、12.関連法規、13.金融資産運用の最新の動向

D タックスプランニング
1.わが国の税制、2.所得税の仕組み、3.各種所得の内容、4.損益通算、5.所得控除、6.税額控除、7.所得税の申告と納付、8.個人住民税、9.個人事業税、10.法人税、11.法人住民税、12.法人事業税、13.消費税、14.会社、役員間および会社間の税務、15.決算書と法人税申告書、16.諸外国の税制度、17.タックスプランニングの最新の動向

E 不動産
1.不動産の見方、2.不動産の取引、3.不動産に関する法令上の規制、4.不動産の取得・保有に係る税金、5.不動産の譲渡に係る税金、6.不動産の賃貸、7.不動産の有効活用、8.不動産の証券化、9.不動産の最新の動向

F 相続・事業承継
1.贈与と法律、2.贈与と税金、3.相続と法律、4.相続と税金、5.相続財産の評価(不動産以外)、6.相続財産の評価(不動産)、7.不動産の相続対策、8.相続と保険の活用、9.事業承継対策、10.事業と経営、11.相続・事業承継の最新の動向

出典:日本FP協会

FP技能検定には「1級」「2級」「3級」があります。

「じゃ、どれを取得すればいいの?」ってことですが

僕は「3級」「2級」を取得していますが、これから経理職・会計事務所への転職を考えるなら「3級」があれば十分ではないかと思います。

もし、3級を取得して余裕があるようなら2級にチャレンジするのもよいと思います。

でも、忙しくてなかなか勉強時間が確保できない、、、

そんな方には、スマホで学習できる教材「スタディング」をお勧めします。

電車の中や、ちょっとした待ち時間など「スキマ時間」を効率的に利用できるので、時間が取れない方に適しています。他の教材と比べて格安なのも魅力です。

3級だけなら4,000円ほどで受講することができます。

僕が「スタディングFP講座」を無料体験したときの記事がありますので参考にしてください。

⇩ ⇩ ⇩ ⇩

【スタディング】FP講座の評判・口コミ・価格は?現役税理士が解説します!

2020年2月15日

まとめ

・経理に必要な知識は主に「簿記」「パソコン」「社会保険」「税金」の4つ!

・簿記の知識習得は日商簿記2級を取ればOK!

・パソコンの知識習得は自分用のパソコンを使いまくればOK!

・社会保険・税金の知識習得は3級FP技能検定を取ればOK! 

経理職・会計事務所の仕事は「簿記」「パソコン」の知識を中心に幅広い知識が求められます。

経理職や会計事務所への転職・就職を考えた場合、今回ご説明した経理の勉強も必要ですが最も重要なのはやはり「熱意」です!

僕が未経験で会計事務所に転職した時の体験記事があるので、良かったら参考にしてください。

⇩ ⇩ ⇩ ⇩

【体験談】33歳未経験で会計事務所へ転職できました

2019年10月31日

最後までお読みいただきありがとうございます。

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