新型コロナウイルスは会計事務所への転職事情にどう影響するのか?

はじめまして、はらすけです。

僕は限りなくブラックに近い中小企業を退職後、30歳から勉強を始めて約6年で税理士になりました。

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2020年、、、新型コロナウイルスの感染拡大により世界中の景気が一気に冷え込みました。

これから会計事務所への転職を希望されている方は不安でいっぱいだと思います。

そこで、この記事では次の2点を詳しく解説しています。

この記事の内容
①:新型コロナが会計事務所転職に与える影響

②:コロナ禍での転職活動を成功させるための対策

僕は2カ所(東京と地方)の会計事務所で合計10年以上働いた経験があります(今現在も会計事務所に勤めています)。

2020年10月現在、現場で税理士として働いている僕の個人的な見解にはなりますが、よかったら参考にしてください。

新型コロナが会計事務所への転職事情に与える影響は?

新型コロナが会計事務所への転職事情に与える一番の影響は「求人数」です。

結論からいうと「会計事務所の求人数は減少する」と思います。

理由は、会計事務所の売上が今後減少することが見込まれるからです。

会計事務所の売上の大半は、事業を営む法人や個人事業主からの「顧問料報酬」です。

今回の新型コロナの影響で、特に「宿泊業」「飲食業」「アパレル業」はとてつもなく大きなダメージを受けています。

もしも緊急事態宣言が長期化すれば、上記以外の多くの業種にもダメージが拡大することが予想され、クライアントの業績悪化、倒産、廃業の数も増加するものと思われます。

東京商工リサーチの調査によると、「新型コロナウイルス」の影響で経営破たんした企業数は、2020年10月6日現在で

594件!

 

出典:東京商工リサーチ

そうなると、会計事務所のクライアントは多種多様な業種に「分散」されているものの、今後の売上の減少は避けられません。

なので、全体的に会計事務所の求人数は減少し、転職を希望する方にとっては厳しい状況になるものと思われます。

しかし!

全ての会計事務所が人材の採用活動を控えるわけではありません。

なぜなら、多くの人は新型コロナの影響はマイナスイメージとして考えていますが、「ピンチはチャンス」ととらえている前向きな会計事務所もあるからです。

新型コロナの影響により、転職市場においては「求職者が増加」「求人数が減少」しますので、これまでの売り手市場」から「買い手市場」へと変化します。

これまで、慢性的な人手不足に悩まされてきた会計事務所にとって、ライバルが減り優秀な人材を獲得しやすい「買い手市場」の状況は、願ってもないチャンスなんです。

実際に、株式会社レックスアドバイザーズが2020年4月14日~2020年4月16日にかけ、「新型コロナウイルスの感染拡大が中途採用におよぼす影響について」、会計事務所・コンサルティングファームを中心に行ったアンケートによりますと、以下のような結果が出ています。

出典:KaikeiZine

「59%」が採用のチャンスだと考えているおり、「50%以上」が資格系・会計税務スタッフの採用を拡大したいと考えていることが分かりました。

コロナ禍にあって積極的に採用活動をしている会計事務所は、そのサービスはもちろんですが「集客力」「資金力」を兼ねそろえた、「ホワイト会計事務所」である可能性が高いと考えられます。

なので、転職市場は「買い手市場」となり競争倍率は当然高くなることが予想されます。

しかし、ホワイト会計事務所に出会う可能性が上がるチャンスではないかと思います。

求職者にとっても「ピンチはチャンス」です!

 

コロナ禍での転職活動を成功させるための対策

①:資格取得と実績作り

特に未経験者の場合、アピールできる「資格取得」「実績作り」に励む必要があります。

コロナ前は深刻な人手不足から、「やる気のある未経験者を育てよう!」というポテンシャル採用を行う会計事務所も見受けられました。

しかし、コロナの影響で転職市場が「買い手市場」となるため、会計事務所側も「未経験者」を手間暇かけて育てなくても、経験者や有資格者が集まりやすくなります。

よって、求職者は手強いライバルたちと少ない「座席」を争うことになります!

実際に、2019年は平均で1.6倍あった有効求人倍率が、2020年8月は1.04倍と急降下しています。

 

出典:日本経済新聞

僕が転職活動をしていた2007年の有効求人倍率は平均で1.04倍でしたが、30代の未経験者が会計事務所へ転職する場合は「税理士試験の科目合格」がほぼ必須条件となっていました、、、。

【体験談】33歳未経験で会計事務所へ転職!

2019年10月31日

未経験で会計事務所への転職を希望されるなら、「科目合格」ないし「不合格だけど50点台」くらいは欲しいところです。

それが無理なら、現在の職場で成果・業績を上げ「アピールポイント」をできる限り作っておくことをおすすめします。

仕事での成果は転職活動にプラス効果となるほか、なにより自分に自信がつきます!

【完全解説】税理士を目指す社会人におすすめの予備校・通信講座3選

2020年3月17日

 

②:WEB面接ができる環境にする

株式会社レックスアドバイザーズが2020年4月14日~2020年4月16日にかけ、「新型コロナウイルスの感染拡大が中途採用におよぼす影響について」自社のクライアントに対して実施した緊急のアンケートによりますと、、、70%以上の法人がWEB面接導入に前向きであることが分かります

出典:KaikeiZine

「Skype(スカイプ)」「zoom(ズーム)」「Google Meet(グーグル・ミート)」といったWeb面接dせよく利用されているツールに慣れておくことをおすすめします。

 

③:「プロ」の力を借りる

こんな時は転職のプロである「転職エージェント」の力を借りることをオススメします。

なぜなら、「新型コロナウイルスの感染拡大」という前例のない未曽有の事態に際し、転職市場の最前線で働く転職エージェントは誰よりも状況を詳しく理解しているからです。

2008年に起こったリーマンショック時の有効求人倍率をみてみると、2008年から2009年にかけて急激に低下していることが分かります。

出典:厚生労働省

リーマンショック後、求人数は急激に減少し有効求人倍率がコロナ前の水準に戻るまでには数年はかかっています。コロナ禍において今後どうなるかは誰にも分かりません。

今後の感染拡大の状況にともない「景気」「転職市場の動向」「政府の政策」も刻々と変化しますし、その都度取るべき行動も変わってきます。

このような状況下で、自分一人で最新情報を収集しつつ転職を成功させることが難しいと考えるのが普通ではないでしょうか、、、?

また、会計事務所を経営する税理士が全体的に高齢化(60歳以上が50%超)していることもあり、ホームページがない場合も多く、内部情報を得ることが非常に難しいという会計事務所ならではの特殊事情があります

ぜひ知っておきたい情報

・税理士試験に理解があるか?

・従業員に受験生はいるのか?

・男女比率、年齢構成、所長税理士の性格や人柄は?

その点、転職エージェントは定期的に会計事務所に訪問しているので、私たちでは絶対に知りえない内部情報を持っています

転職エージェンは「非公開求人の紹介」「履歴書の書き方」「面接の対策」「年収の交渉」などのサービスをすべて無料で行ってくれます。

特に「年収の交渉」は自分から言い出しにくいことなので非常に助かります。

会計事務所・税理士に強い転職エージェント
総合型 リクルートエージェント 求人数No.1を誇る最大手転職エージェント。どの職種も求人が豊富なので、コロナで求人数が減少しつつある今、約20万件を超える求人数を有しているのは魅力。
特化型 MS-Japan(エムエスジャパン) 経理・財務・総務・一般事務などの管理部門と士業に特化した転職エージェント。会計事務所にも強く業界に精通したアドバイザーが在籍しているのが魅力。
特化型 【ジャスネットキャリア】 会計・経理・財務・税務に特化した転職エージェント。創業から20年以上の歴史があり、業界に精通したコンサルタントがサポートしてくれる。
特化型 マイナビ税理士 税理士・科目合格者に特化した転職エージェント。業界大手のマイナビが運営しており安心してサービスを受けることが出る。

もっと詳しく知りたい方は下の記事も参考にどうぞ。

【現役税理士が解説】会計事務所・税理士に強い転職エージェント4選

2020年10月5日

個人的には「未経験者」「アピールできる保有資格がない」方は、コロナ禍での積極的な転職はできれば控えたほうが良いと考えています。

しかし、現在無職の方や特別な事情によりどうしても転職する必要がある方は、「転職のプロ」の力を借りることをおすすめします。

 

まとめ

・全体的に会計事務所の求人数は減少するが、人材採用に意欲的な会計事務所もある。

・コロナ禍で採用活動をしている会計事務所は「ホワイト」の可能性あり。

・ライバルの増加により今まで以上の「保有資格」「実務経験」「業績」などが要求される。

・WEB面接ができる環境を整える必要がある。

・「転職エージェント」を上手に活用しよう。 

個人的には今後数年間、転職の難易度は上がると思いますが、ホワイト会計事務所に出会う可能性も上がると思っています。

なので、何度も繰り返しますが「ピンチはチャンス!」と前向きに捉えて、転職活動に取り組んでいただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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