新卒で一部上場大手メーカーの経理へ配属された時の体験談

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私は大学卒業後、一部上場の大手食品メーカーに正社員として就職し、そこで経理部の主に決算業務を担当する部署に配属されました。

現在は転職して、違う職種の仕事をしている20代後半の女性です。

経理職というと地味で面白くなさそうというイメージを抱かれることもありますが

「経理職はとても働きやすく、やりがいもある仕事」だと思います。

この体験談を通じて、そのことをお伝えしたいと思いますので、ぜひ最後までお読みください。

 

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2024年3月2日

 

私のプロフール

就職活動をしていたときの、私のプロフィールはこんな感じです。

・学歴:国公立大学 経済学部
・資格:日商簿記検定2級
・活動:所属していたサークルの幹部、塾講師のアルバイト
・志望業界:食品、日用品、化粧品
・志望職種:文系総合職全般(特に経理職を志望しているわけではありませんでした。)

大学時代の就職活動

先述しましたが、私は就職活動の際には特に経理職を志望していたわけではありませんでした。

企画職に憧れはあるものの、「まあ最初だし営業から始まるのかなあ」と思っているような感じでした。

ではなぜ日商簿記検定2級を持っていたのかというと、大学で簿記の授業があったからです。

講師の方が「せっかくここまで勉強したから、あとは工業簿記の範囲だけ勉強したら簿記2級を受けられるよ。」と言っていたのを聞き、「それはお得だ!」と思いそのまま実行しました。

今思うと、簿記の資格が無ければ私の就職活動はもっと困難なものになっていたに違いありません。

利用した媒体としては、マイナビとリクナビくらいで、あとは企業ページから直接応募していました。

有名企業ばかりを狙ってしまっていたので、特殊な媒体は使わずに活動していました。

就職活動の結果は、悪くはないけれど満足と言えるようなものでもありませんでした。

初めから経理職を志望し、会計知識をアピールしていた友人は、超有名企業からいくつも内定を貰っており、そういう戦い方もあったのかと少し後悔しました。

業種や企業にもよりますが、若手の経理職希望は案外需要があるのではないかというのが個人的な見解です。

最終的に入社した企業の概要は以下の通りです。

・東証一部上場
・業種:食品製造・業卸売業
・売上高:約7千億円
・従業員数:約1万名

新入社員研修を経て経理部へ配属される

入社後、2ヶ月間の新入社員研修を経て、本社の経理部へ配属されました。

経理部には約50人が在籍していて「6つの課」に分かれていましたが、私はその中で主に「決算業務を担当している部署」への配属となりました。

配属発表は研修中に行われたのですが、文系出身の人は営業職志望がほとんどで、やっぱり経理などの管理業務はあまり人気が無いようでした。

担当していた業務

① メイン業務

私の担当は単体決算(子会社やグループ会社の数字を合わせたものではなく、親会社本体のみの決算)業務でした。

四半期に1回決算が行われるので、それに対して情報の整理をし、各種決算仕訳を行います。

また年に1回の本決算のときは、有価証券報告書などの作成もしていました。その他には、地方税申告、退職給付会計、人件費管理などを担当していました。

② サブ業務

所属していた部署が経理部内の何でも屋的なポジションになっていたため、ノンコア業務(コア業務を支援する業務)も結構ありました。

代表的なものが社外アンケート対応で、省庁やメディアから送られてくるアンケートに対して、黙々と経理的な数字を割り出して回答していくというものです。

その他には、新しい経理要項の発信とそれに対する質問への対応、全社的な年間経理スケジュールの作成などがありました。

職場環境について

① 人間関係と仕事中の服装など

人間関係は社内の他の部署と比べてもかなり良好な方だったと思います。

ガツガツした感じの方はあまりおらず、男女問わず皆さん優しかったです。

年代の近い社員同士で飲みに行く機会もありましたし、ゴルフが好きな方々は休日にゴルフに行き盛り上がっているようでした。

ただ、繁忙期には全員が何かしらの締め切りに追われているので、部内全体が殺気立っているような雰囲気はありました。

仕事中の服装については、男性はスーツで女性はオフィスカジュアルでした。

社外の方と接する機会はほとんど無いので、女性は比較的リラックスできる服装でも問題ありませんでした。

ただ、派手めな服装をすると、誰から何を言われるわけではありませんが、少し目立ってしまうということはありました。

② ワークライフバランス

経理の仕事は繁忙期と閑散期がはっきりしているので、ワークライフバランスは取りやすいと思います。

閑散期には毎日定時で帰っていましたし、時にはフレックスタイム制を使って遅めに出社したり、早めに退社することもありました。

繁忙期には休日出勤を連続ですることもありましたが、落ち着いた頃に必ず振替休日を取るようにしていました。

また、新型コロナウイルス以前からテレワーク制度が導入されていて、そちらも活用していました。

成功談と失敗談

① 成功談:過去から続く誤りを発見し対応

ふとしたきっかけから地方税申告の誤りに気付き、過去5年間にわたって遡り、様々な手続きをしたことがありました。

またその後の再発防止のために、社内で使用していた資料の様式と運用方法の変更を行いました。

初めて最初から最後まで1人でやり遂げた案件で、企業としての間違いを正し会社に貢献できたことと、報告会で役員からお褒めの言葉を頂いたことにとても喜びを感じました。

② 失敗談:決算仕訳で1億円単位の計上ミス

四半期決算の作業をしていたとき、確認不足により算出額を誤ってしまい、そのまま計上したことがありました。

後に他の課員の方が気付いてくれたので修正はできましたが、自分のミスによって会社の信用が失われる可能性があるということを、改めて学んだ経験でした。

経理職でのお仕事を考えている方へ

現在は経理とは別の仕事をしていますが、いつかまた経理に戻りたいなと思っているくらい、私にとっては魅力的な仕事です。

責任とやりがいがあり、尚且つワークライフバランスも保てるからです。

企業によって差はあると思いますが、いかに効率的に仕事を進めるかということを意識して業務にあたれば、比較的自分のしたい働き方ができる職種だと思います。

おじ部からの一言

大企業では、中小企業のように会社経理の全体を見るというより、各人が「地方税申告」「退職給付会計」「人件費管理」など部分に特化した業務をされているようですね。

また、扱う金額が大きいので、ちょっとしたミスで大トラブルになりかねいところは怖いです、、、。

しかし、「フレックスタイム制」「テレワーク制度」などが充実しているので、ワークライフバランスが実現しやすいといった点では魅力がありますね!

貴重な体験談をありがとうございました。

 

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