上司や同僚と一緒に過ごす時間が長い経理職。
そこに腹立つ同僚がいると、ストレスが半端ないです!
私は経理職一筋20年以上の経理マンです。
この記事では、私が経理職で遭遇した腹立つ同僚「3選」をご紹介いたします。
この記事を読んで「あ~、うちにもこんな奴いるわ!」
と「ニヤッ」て笑ってもらえると嬉しいです。
私のプロフィール
大学を卒業後に商社にて経理職として社会人のスタートをきり、それ以来経理一筋で20年以上の経理マンです。
経理としては、一般的なスキルを持ち業務をこなしてきました。
保有資格は「日商簿記2級」「建築簿記2級」なぜか「ホームヘルパー」
今回の記事は、私が新卒で入社した「老舗の商社」が舞台です(年商700億円、従業員500人)。
経理部門は合計8名で、部長1人、課長1人、その他6名です。
経理部門ではいつも同じ場所に、同じメンバーで仕事をしてます。その中に次のような同僚がいて、常に私のストレスの原因となっていました。
・仕事をしないマグロの様な同僚
・独り言がうるさい同僚
・コネ入社のムカつく同僚
では、順番にご紹介いたします。
仕事をしないマグロの様な同僚
経理は、自席に座って仕事をしているというイメージがあると思います。
ほぼ正解です。
来客も少ないですし、外出も少ないです。私も含め大部分の経理課員は、座って黙々と仕事をしています。
そんな中、マグロさんは、席にいません。
なぜマグロさんとあだ名が付いているかと言いますと、とにかく席に居ないのです。
常に他の部署に顔を出して話に花を咲かせています。
なぜ経理特有であるかと言いますと、営業事務の場合、お客さんの問い合わせ・来客・営業の方との連絡等の為、常に席にいる必要があります。
ですので、そこら中に顔を出すという事が出来ません。
これは、来客も電話も外出も少ない経理課員だから出来る行為なのです。
マグロさんは、まず朝一番で総務・人事に顔を出して話に花を咲かせます。
その次は、営業事務に顔を出して話に花を咲かせ、更に自社のSE課に顔を出して花を咲かせ、やっと経理に戻ってきます。
所要時間は約3時間です。
マグロさんは、ほぼ午前中は席に居ない事になります。マグロは常に泳いでいないと死んでしまう魚で、この方もマグロのように常に動いています。
マグロさんにも多少の仕事はあるので、自席で小1時間ぐらい仕事をこなしてから、再び午後の遊泳を行います。
そして、午後も上記と同じ様に各部門で話に花を咲かせ、終業時間少し前に帰ってくるというのが「毎日のルーティン」です。
マグロさんの周りは非常に困るし、きついです。
基本的にマグロさんの仕事の問い合わせ等は、周りでフォローしないといけません。
経理部門には8名いますが、実質7名で業務を行うという日常を過ごす必要がありました。
なぜマグロさんは、この様な行為が出来たのかと言いますと、勤続年数が長いからっという理由です。
古い会社の経理は、勤続年数が非常に重要な事なのです。
独り言がうるさい同僚
一人で黙々と書類に向かっている経理は、独り言を多発する傾向にあります。
私も良く独り言を言ってしまします。
・電卓の合計があった時
・チェック作業が終わった時
・難しい仕訳を計上した時
などのあらゆる場面でポロッと言ってしまします。
しかし、この同僚さんの独り言は、独特でした。
「おい、お~い」とか「ねえ、ねえ」とか、まるで誰かに話し掛けているような独り言なんです。
実際、書類とお話をしているのですね。
しかし、時々ですが隣の席の私は、自分が呼ばれたかと思い「ハイ!」て答えてしまいます。
「呼んでない」と言われて苦笑いをするのを繰り返します。
完璧に無視をすれば良いのですが、時々、本当に呼ばれている時があるのです。
これを見極めるのが意外と難しいです。
この方の独特な独り言のおかげで、仕事に集中することが出来ず、ストレスはたまる一方です。
コネ入社のムカつく同僚
意外と思わるかもしれませんが、経理にはいわゆる「コネ入社」の割合が高いです。
「コネ入社」という事は、お客様のお子様が対象になります。
コネ入社の方が経理に配属される理由は、
・残業が少ない
・コミュニケーションをあまり必要としない
・じっくり仕事をしてもらえる
といった点からです。
しかし、コネ入社される方は、ほとんど就職活動もしないで100%合格する面接を受けて入社してきていますので、一般的に就職活動を何カ月も頑張ってきた方とは次の点で大きく違います。
・言葉遣いが下手
・派手であるし空気が読めない(男性問わず)
・そもそも簿記の知識が無い
経理になりたくて一生懸命に就職活動をされた方ではないので、大体は上記3点に当てはまります。
そうすると非常に困る事が発生します。
例えば、
コネ入社に仕事を依頼 ⇒ 作業を行ってもらってチェックを行う ⇒ 間違いを発見して注意する
すると上司から個室へ呼び出されます。
「コネ子さん(コネ入社の人)は、重要なお客様のお子さんなので丁寧に優しく教えなさい。」
「えっ」と思いますが、そこは我慢です!
結局、優しく周りが教育されるので、ほとんど知識の無い経理が誕生します。
もちろん、その尻拭いをするのは、非コネ入社の私達です。
そして、もっともきつかった事は、空気が読めないというか自分中心なのです。
中小企業において、経理は社長に近い存在に位置します。
社長からの依頼も多いですし、借入金等の重要な案件は、社長の連帯保証をつけて貰う為に、お話をする機会もあります。
そういった経緯から忘年会・新年会に社長が出席される事も中小企業ではよくあるのです。
そこで事件は起きました。
一人仕事の都合で遅れて飲み会に参加される方がいました。
社長は、「待っていましょう」とおっしゃり、皆一同に待機をしています。
ところが、パクっという音がしました。見てみるとコネ子さんが既に食べ始めています。
「えっなんで?」と皆、一同顔を見合わせます。
当然、社長は怒り出します。
しかし、怒りの矛先は、コネ子さんではなく非コネ入社の私たちになのです。
「教育が出来ていなぞっ!」と私の周りは皆「社長には、社長にはだけはせめて礼儀を」と思いましたが、
コネ子さんは、「うるせ~年寄り!」と言って会場を後にしました・・・。
その後の飲み会が、お通夜のようだったのは想像されるとおりです。
最後に
経理は、他の部門とは違って同僚たちと一緒にいる時間が長い事もあり、同僚の特徴が必要以上に良く分かります。
経理職は「コツコツと他人に影響される事が少ない仕事」という認識で入社しました。
しかし、実際に職場で仕事を始めると「上司に必要以上に気を使ったり」「困った同僚にストレスを感じたり」と、入社前のイメージとは大きく違っていました。
しかし、今ではこれも経理の特徴と思って受け入れ、日々仕事と向き合っています。
おじ部からの一言
同僚と一緒に過ごす時間が長い経理部門に「困った方」がいると災難ですね・・・。
もし、経理への転職をお考えの方は、事前に内部情報をしっかりと得ておくことをおススメします。
貴重な体験談をありがとうございました。
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