【体験談】主婦が在宅で経理の副業!『BPO経理」を試してみました

・BPO経理ってどんな働き方してるの?
・満員電車で消耗しない在宅ワークに興味がある
・子育て、育児中なので在宅で経理の副業がしたい

新型コロナウイルスの影響もあり、経理の代行を行う「BPO(ビジネス プロセス アウトソーシング)」企業が増えています。

経理代行というと税理士事務所の記帳代行をイメージする方は多いのではないでしょうか。

BPO企業が提供する経理代行と税理士事務所の記帳代行は全く別物です。

BPO企業は、経理業務を外注化できるよう仕組みを整え丸ごと請け負います。

この記事では、副業で経理のBPO企業で働いてみた体験談と共に、BPO経理のメリットとデメリットをお伝えします。

経理代行のBPO企業で働いてみたい方の参考になれば幸いです。

副業を始めた理由

① 新型コロナウイルスの影響

2020年4月の緊急事態宣言により、会社の売上がどんどん減少。

「失業」の二文字が頭をよぎるようになりました。

変化の激しい状況下で、一つの会社だけに収入を依存するリスクの大きさを実感し、副業探しをスタートしました。

② 在宅経理の仕事を探す

約15年、複数の会社で経理事務を経験してきたことから、本業の合間を縫って在宅でできる経理の副業をリサーチしました。

「在宅 経理」のキーワードで検索すると、経理代行を専門に行っているBPO企業を複数見つけました。

経理代行のBPO企業への応募から採用まで

① BPO企業をリサーチ

BPO企業とは、総務や人事、経理といったバックオフィス業務を丸ごと請け負うアウトソーシング事業を営む会社です。

バックオフィス周りのITツール導入のノウハウに強く、テレワークが進むコロナ禍で特に注目されています。

基本的には一社のクライアントに対しチームで対応するため、業務の属人化を防ぐことができ、人件費削減をうたっています。

そのため、派遣社員から切り替え、BPO企業へアウトソースする会社も増えつつあります。

クライアントと直にやり取りを行うのは、BPO企業の正社員です。

BPO企業の正社員がクライアントとやり取りし、経理業務を細分化し、業務委託のワーカーにタスクを流す仕組みです。

企業内経理として働く私としては、BPO企業はライバル的な存在であったことから、前々から興味がありました。しかもBPO企業は在宅で働けます。

せっかく副業するなら「ライバルの中に入り込み、様々なノウハウを吸収しよう!」と思いました。

② 代表的なBPO経理会社

バックオフィスを丸ごと請け負うBPO企業は、総務、人事、経理など、各会社それぞれ強みがあるので、私は経理に強いBPO企業を探しました。代表的な2社は次の通りです。

・在宅ワークのパイオニア的存在「CASTER BIZ(キャスタービズ)
コロナ禍以前から「リモートワークを当たり前に」というコンセプトで在宅ワークを進めてきた、SNS上で有名な会社です。全社員が在宅ワークで働いています。

・バーチャル経理アシスタント「メリービズ
メリービズで働くバーチャル経理アシスタントは、簿記資格を所有し、独自テストを90点以上獲得したことから「プロ経理」と呼ばれています。

③ 応募から内定まですべてリモート

私は副業として働きたかったので、BPO企業の正社員ではなく「業務委託」のポジションに応募しました。

応募から採用まで、すべてネット上で完結しました。

具体的な流れは次の通りです。

応募から採用までの流れ
応募

②メールでテストの案内が送られてくる

③ツールはgoogleドキュメントとスプレッドシートを使用
・経理業務に関する簡単な質問の他、タイピング速度など一般的なPCスキルテストもありました。

④メールで面接の案内が送られてくる

⑤GoogleMeetに招待され面接

⑥採用のメールが届く

という感じで応募から採用メールまで約1カ月かかりました。

また、採用されてから業務を行うまでの間に、リモートワークならではの研修が用意されていました。

情報セキュリティに関するビデオ講習を視聴し、セキュリティテストを受けました。

④ BPO経理の仕事内容

BPO経理の仕事内容は、企業内経理と同じですが、業務のやり方はかなり違うと感じました。

まず、リモート環境のため、業務を手取り足取り教えてもらえません。

代わりにチャットツール内にクライアント毎のチャンネルがあり、そこに招待されます。

過去の会話ログをスクロールしてさかのぼってすべて見て、今どういう状況なのか把握するところからスタートします。

BPO経理のメリット

① 色々な経理関係のシステムを経験できる

freeeMF(マネーフォワード)クラウドなど、「クラウド会計」全般に強くなります。

システム導入や、会計ソフトの変更などに携わる機会もあります。経費精算ツールを使う機会もありました。

② リモートツールや情報セキュリティツールに強くなる

kintonesalesforceなど業務連携ツールを使用することもあるので、ITツール使用の経験を積めます。

また、パスワード管理ツールやGoogle Workspaceなどリモート環境ならではのITツールに触れる機会も多く勉強になりました。

③ 仕事をチームで行うので、一人に作業が集中しない

クライアントごとに複数名のチームで対応するため、支払担当、売掛金担当など、きちんと作業分担されていました。

また、チャットツールでのコミュニケーションのため会話のログが残り、作業担当として抜けるときの引継がスムーズに行われます。

BPO経理のデメリット

① 在宅=自由は幻想

業務委託ワーカーの場合「24時間自分の好きな時間に仕事を行える」という触れ込みでした。

しかし、実際は日中稼働しているBPO企業の正社員にあわせて、こちらも稼働しないと仕事がもらいにくいです。

私は日中本業を行い、夕方1~2時間副業で働きたいと思っていたのですが、夕方だと業務を振るBPO企業の社正員がそもそも不在なので、仕事がないです・・・。

仕事をもらうためには、在宅であってもPCに張り付いている必要があります。

② 激しい獲得競争

BPO企業の正社員から、クライアントごとのチャットルームに複数招待されれば、コンスタントに仕事ができます。

しかし、仕事がもらえない場合は、別にある応援募集チャンネルを回覧し、自ら応募する必要があります。

実は、難しい案件ほど残っています。

なぜなら、仕事を細分化して割り振る役であるBPO企業の正社員に問題があり、説明不足で仕事内容がよくわからない「地雷タスク」のため、誰も応募しないからです。

細分化された仕事内容の説明が上手な正社員の案件は、早い者勝ちですぐに決まります。

そのため、常にPCに張り付いて素早く応募する必要がありました。

③ 稼ぐのが難しい

BPO企業の正社員と違い、請け負ったタスクの作業時間で報酬額が決まります。

ですので、タスクを全く請け負えないと、たとえその時間PCに張り付いていても報酬は0円です。

しかも、業務委託契約者には最低賃金は当てはまらないので、時給も1,000円前後でした。

これからBPO企業で在宅経理をされたい方へ

BPO企業は、「コスト削減」をうたってどんどん拡大しているのですが、なぜ安くサービスを提供できるかというと、正社員比率を低くすることで人件費を抑えているからです

大半の作業を、コストの低い業務委託ワーカーが行うため成り立っているビジネスなのだと、中に入ってみて気がつきました。

BPO企業の正社員であれば、クライアントを複数受け持つため、マルチタスク能力や、業務効率化などの能力が身につくと思います。

BPO企業は業務委託(副業)ではなく、正社員としてガッツリ取り組みたい人向けの仕事だと思います。

私は業務委託(副業)だったので、仕組みが合わず長くは続けられなかったです。

ただ、入り口が業務委託からでも、そこで結果を出していけば社員にステップアップできる制度も整っていました。

業務委託は採用の間口が広いので、最初は業務委託でキャリアを積んで、ゆくゆくは正社員を目指していきたい、かつ在宅で働きたいという人には、BPO経理も一つの選択肢としておススメです。

おじ部からの一言

在宅でできる経理とはいっても、仕事を獲得したり、BPO企業の正社員とコミュニケーションを取るためには、常にパソコンに張り付ている必要があるので、思ったよりも自由度は低いんですね

でも、「クラウド会計」や「コミュニケーションツール」の使い方をマスターできる点は、その後の転職にも役立ちそうですね。

貴重な体験談をありがとうございました。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA