経理職は一日中パソコンの前で作業することが多い職種。
そのため、肩こりや腰痛で頭を悩ませている方も多いのが現実です。
この記事では、長時間のデスクワークでも疲れない方法を5つご紹介します。
経理一筋20年以上のベテラン経理マンに執筆協力して頂きました。
経理職のベテランであると同時に、デスクワークのベテランでもあります。
疲れにくくなれば、仕事に集中できるようになるので効率もアップするはずです!
「デスクワークがツラくて何とかしたい!」という方はぜひ参考にして下さい。
フォントを大きくする

デスクワークを1日8時間行っていて、一番早く疲れるてくるのが「目」です。
デスクワークは、目を酷使します。
デスクワークの仕事の割合が多い部署を観察してみて下さい。
眼鏡をかけて人、目薬をさしている人、目をもんでいる人を多く見かけると思います。
目の疲労がひどくなると「肩や首が凝る」「頭痛がする」「けだるい(倦怠感)」など、体の様々なところに影響が出てきます。
これらの対策として、「定期的に体操をする」「外を見て目を休める(休憩時間をとる)」等をネット上でよく見かけます。
しかし、現実的にデスクワークを主にしている人が体操をしている所を私は見たことがありません…。
よっぽど、デスクワークに理解のある職場でない限り、体操をしている所を上司等が見つけたら怒られると思います。
そこで私は疲れ目の対策としてパソコンの「文字のフォントの大きさを1.5倍」くらいにしています。
表示される文字を大きくすることで、目を酷使しなくてもデスクワークが行えるようになります。
この方法なら周りから見ても特に目立つ行動ではありませんので、気にせず対策を行えます。
パソコンの文字を多くする方法はとてもカンタン。
「ctrl」ボタンを押しながら、マウスホイールで調節するだけです。
画面に下記のような表示がでますので、好きな大きなに調節してください。
この方法は、非常に現実的でこっそり出来る方法なので、ぜひ試してみて頂きたいと思います。
社内を「旅」する

基本的に座って黙々と作業を行うのがデスクワークだと思います。
黙々と業務を行っていると知らない間に、腰痛やお尻が痛くなったりしてしまいます。
便利な昨今、社内を歩き回って資料を届けたり話し込んだりする事はめっきり減ってしまいました。
内線、メール、チャット等で席に座ったままで要件を済ます事が出来てしまいます。
しかし、そのような環境の中でも、あえて「旅」に出るようにしています。
「旅」とは、他のフロアーに書類を届けることです。
メールに添付すれば、わざわざ出向かなくてもよいのですが、自ら出向いて書類を届けるようにしています。
この「旅」は、運動不足を解消するだけではなく、書類を渡す時に一言二言の話をして、気分転換も同時にできます。
また、他部署の方とのたわいもない雑談から、思いもよらない情報を得ることがたまにあります。
経理は、情報がなかなか入ってこない部署。
しかし、他部署の方と接する事によって、得意先からの入金情報や大きな備品の購入等のお金に関する話が出ることもあり、経理の仕事に役立つこともあります。
「旅」に出て他部署と接することで、「運動不足解消」「気分転換」「情報入手」と得られることが多いので、是非お試しいただきたい対策です。
あまり頻繁に「旅」を行うと時間の無駄になってしまいますが、一日の中で2~3回なら問題はないかと思います。
エアコンと上手く付き合う

デスクワークに最も影響を与えるもの、それは「エアコン」です。
冷房・暖房どちらも私達の体に大きな影響をあたえます。
仕事の大部分をフロアー内で行う私たちにとって、エアコンとの付き合い方はデスクワークを快適に行っていくうえで、非常に大切な要因になります。
エアコンの風が直接体に当たると、体が冷えすぎたり、暑くなりすぎたりして体調を崩す原因になります。
また、お肌の乾燥が気になる人もいらっしゃるかと思います。
しかし、エアコンは、デスクワークではなくてはならないもの。締め切った室内の温度調節は非常に大切です。
自分一人での対策としては、ひざ掛けを使う等の方法が思い浮かぶでしょう。また、エアコンの風を「スイング」にしたりするのも良いと思います。
うちの会社では同じフロアーの方々の協力が得られたので、エアコンの風の吹き出し口に「厚紙」を付けて徐々にフロアーの温度の調節をするようにしています。
ゆっくりとした温度変化なので、体にも優しいですし、冷えすぎたり暑すぎたりすることもありません。
厚紙の付け方(方向)によって「暑がりの方」「寒がりの方」に上手くエアコンの効果が発揮できるように工夫することも可能です。
上手くエアコンと付き合うことが、デスクワークを快適に行うカギとなります。
低反発クッションを活用する
デスクワークは、長い時間座っていますので、お尻や腰などへの負担は大きくなります。
私は腰やお尻への負担を軽減するため「2種類の低反発クッション」を愛用しています。
1つ目は「IKSTAR 座布団 低反発クッション」です。
この座布団は上質な低反発素材を採用することで、お尻にかかる圧力を分散する効果を発揮します。
お尻を包んで支える立体構造なので、長時間でもラクに座っていられるように設計されています。
値段も3,000円程で非常にお手頃な価格です。
過去に色々な座布団を試してみましたが、個人的にはこの「IKSTAR 座布団 低反発クッション」が一番気に入っています。
2つ目は「IKSTAR 低反発ランバーサポートクッション」です。
こちらは「腰専用」となっており、長時間座っていると必ず痛くなってしまう腰の痛みを和らげてくれる優れものです。
まさに腰専用のクッションであり、一度使うと手放せません。
私が勤め始めた20数年前とは違い、今ではお尻や腰が痛くならないように研究されたクッションが数多く販売されています。
クッションもただ座るだけの物から、体をケアする物に用途が変ってきていますので、色々試してみるのも良いと思います。
現在はこの2つの低反発クッションを大変重宝しており、腰専用の「IKSTAR 低反発ランバーサポートクッション」については、自宅でも使用しています。
運動を習慣化する

長時間のデスクワークは、お尻・腰を痛めるという弊害だけではなく「運動不足」という状態を招いてしまいます。
どうしても消費カロリーが少なくなり、体重管理が難しいです。
私も体重管理には大変苦労しております。
理想的な運動量は一般的に次のように言われています。
②:息がはずみ汗をかく程度の運動を毎週60分。
日々の運動は、生活習慣病の対策だけではなく、気分転換にもなりますし、筋力維持の効果も期待できます。
まさに、運動はやらない理由がないのです。
長時間のデスクワークは、座った状態を維持するために意外と筋力を使います。その筋力を維持したり、気分転換するためにちょっとした運動は欠かせません。
私は週に2~3回「バレーボール」をしています。
普段ほとんど汗をかかない生活をしていますが、バレーボールをするとタップリ汗をかきますので、気分転換され運動不足も解消されます。
何より、バレーボールを始めてから良く眠れるようになりました。
また、スポーツに参加すると仕事場では接しない業種・職種の方と会話する機会も増えます。
企業は様々な取引先とお金のやり取りを行うので、経理職は色々な業種・職種の知識を持っておく必要があります。
私にとって、バレーボールは運動不足解消と、経理に必要な情報収集も行えるので一石二鳥なのです。
デスクワークとは真逆である「スポーツ」を行うことは、新鮮で楽しいですし、生活習慣病の予防にも欠かせないこと。
定期的な運動を習慣化することも、大事なデスクワーク対策の一つです。
まとめ
②社内を「旅」する
③エアコンと上手く付き合う
④低反発クッションを活用する
⑤運動を習慣化する
デスクワークは周囲から見るとラクそうに見えがちですが、実際はかなり過酷です。
20年以上デスクワークをやっている私としては、日頃から体のケアを怠らないことこそが、デスクワーク対策の最重要ポイントだと感じています。
この記事でご紹介したデスクワーク対策が、皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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